生理前、胸のハリや痛みが出る方多いと思います。
「そろそろ生理が来るかも・・・」
そうゆう風に生理前の指標にしていらっしゃる方も少なくないと思います。
そもそもなぜ生理前に胸のハリがでてくるのでしょうか?
それは、高温期に分泌されるプロゲステロンの分泌量が関係してきます。
プロゲステロンは排卵後に分泌されるホルモンで身体の中に水分をためやすいという働きがあります。排卵後、女性の体は妊娠しやすい身体になろうと必死になります。子宮では内膜が柔らかくふかふかのベットになって受精卵をいつでも迎え入れられるよう準備をします。
このプロゲステロンが乳腺にも働きかけ水分がたまるので、ハリや痛みを感じることもあります。
プロゲステロンは排卵してから1週間くらいが分泌が盛んにおこなわれます。
水分をため込むという特徴は分泌のピークから少し遅れて出てきます。
それが、よく聞く
『月経1週間前くらいから胸が張ってきてます~』
です。
”はり”がないとプロゲステロンの分泌量が少ないことになりますので、黄体ホルモンを補充してあげるような漢方薬が必要です。
逆にハリが強すぎて痛みが強い方はホルモンバランスが乱れたり、ストレスがかかって
”気”の巡りが悪くなっている証拠です。
中医学の古典[黄帝内経]には
”通則不痛 不通則痛”という言葉があります。これは通じれば即ち痛まず、通じざれば即ち痛む とよみ、ストレスなどでホルモンバランスが乱れると”気”の流れが滞るため痛みが出てくるのです。
胸のはり一つとっても、体調管理のバロメーターになるなんて不思議ですね(*^-^*)
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