アトピー性皮膚炎

Keijindo
ニキビ(尋常性座瘡)
ニキビとは?
ニキビといっても皮脂分泌が過剰なために起こる思春期のニキビから、20代くらいから起こる大人のニキビでは原因が異なります。今起こっているニキビの原因をしっかり突き止め適切なケアを行っていく必要があります。
できやすい時期・できやすい部位・色や大きさなどで原因を探りそれに対応した対策をしていく必要があります。
漢方・鍼灸からみるニキビ
中医学ではニキビを面庖や酒刺などといいます。表面からのアプローチだけではなかなか完治しずらくニキビの原因を見つけて食生活や生活リズムなどの見直しが必要になってきます。
ニキビの治療は、そのできている期間や程度によっても様々ではありますが、ある程度根気がいる肌のトラブルになります。
生理の周期の事、ストレスの事、消化器にトラブルはないかなど体全体のバランスを伺ったうえで漢方薬や鍼灸をしていきます。
ニキビの中医学的分類
(1)血熱証
ストレスや刺激物の過食によって体の中の脾胃が傷ついてしまったために、熱が生じニキビができるタイプです。
血熱によって肌は赤みを帯びて炎症性の赤ニキビと黒ニキビが現れやすくなります。
女性では身体に熱をもつ黄体期にひどくなるのもこのタイプの特徴です。ニキビに痛みを伴うのもこのタイプになります。
肌の水分も蒸発しやすいため、肌荒れも起こりやすくなります。
一般的は症状としては口渇、便秘、舌紅などが起こりやすくなります。
漢方薬では、体の熱をとってくれる“清熱涼血薬”などを使います。
鍼灸は、“血”に作用する経穴などを選穴していきます。
(2)風熱犯肺証
風邪が身体に入り肺を傷つけることによって肺の機能をが低下したために起こるタイプです。
”衛気”という気が肺が傷つくことによって低下し、それによって皮膚のバリア機能が低下するために肌が荒れてニキビができやすくなります。小さいニキビが様々なところにでき、また毛穴が開き汗もかきやすい、ニキビ以外の皮膚トラブルも起こりやすいのが特徴です。
一般的な症状として、痰は黄色い・鼻閉・鼻汁は黄色・口渇などが起こります。
漢方薬は、“宣肺清熱薬”などを使います。
鍼灸は、“肺経の経穴”“大腸経の経穴”などを選穴していきます。
(3)脾胃湿熱証
胃腸の機能が低下したり、甘いものやお酒の過食が続くと体の中に余分な湿や熱がたまります。
余分なものがたまると湿や熱を体外に追い出そうとし、その影響で口の周囲にニキビができやすくなります。
肌がべたついたりするのも特徴になります。
膿みを持ったニキビが多く大きくなると痛みが伴います。
一般的な症状としては四肢や体がおもだるく、痒みが出たりすることも多いのが特徴です。
漢方薬は、体にたまった水分をとってくれる“脾胃消湿薬”などを使います。
鍼灸は、“脾経の経穴”“胃経の経穴”などを選穴していきます。
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